-&- 恋愛と仕事、そして人に触れるということを描いたおかざき真里さんの作品

デグーでも、ガンダムでもないぞ!たまにはメスっぽいこと書くぞ!

ということで、今日はおかざき真里さんの作品、「-&-」の感想について書きたいと思います

本棚の整理をし始めたら、全く片付けは終わらなかったのですが、この「-&-」全8巻を再読できたので…片付けはゴールデンウィークに頑張ります(笑)

おかざき真里さんと言えば、仕事はバリバリだけど恋愛下手な女性を描いた「サプリ」、最澄と空海の邂逅、「阿吽」などがありますね

細くて柔らかい線や、女性の体の丸みの表現、男性の角張った厚みを上手に描く作家さんです

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「-&-」

この「-&-」のテーマは「恋愛」と「仕事」、そして「人に触れるということ」

まずはざっくりとしたあらすじから

立ち止まりクセのある主人公、青木薫。昼間は派遣社員として医療事務をしている一方、夜は学生時代の後輩の職場を間借りして、ネイルサロンを開いています。そして職場の医師、矢飼黄河と恋に落ち…

これだけ書くと、きらきらした月9ドラマのように見えてしまいますが、おかざきさんの漫画の特徴は、その繊細な心理描写

みなさんの中にはないですか?心では感じているのに、上手く言葉にできない女心。そういったものが、この作品では事細かに書かれていますよ?(笑)

この作品でも、機微が丁寧に書かれたシーンはたーっくさんあるのですが、中でも特に上手いなぁと、思った台詞と1つ紹介したいと思います

このシーンが好き

「承認コンプレックス

自分に自信がないから他人からの認印が必要なんですよね

境目はっきりしない生き物です

だから誰かに触れてもらわないと

わからないじゃないですか。今さびしいんだか悲しいんだか

男なんだか女なんだか。仕事だって何のためにやっているのか

でも心底「認められたい」って願う相手に肯定もらえるって奇跡じゃないですか

そしてそれさえあれば最強じゃないですか」(第6巻22,24-28頁)

コマごとに区切られているけど、ぶっ続けの台詞なんです。これでも実は途中を省略させてもらってます

気持ちが盛り上がるシーンなので、読んでいても長さを一切感じさせないんですよね

この漫画のタイトル「-&-」は「仕事」『と』「恋愛」の「&」なのかと思っていました

それも間違いではないと思うんですけど、「他人」『と』「自分」を結ぶための「&」なんだろうなぁと、この台詞を見て実感

社会学では「他社は自己を映す鏡」なんて言いますが、こういうことなのかも?

誰かに触れてもらってたり、認めてもらうことで自分の存在を実感したり。また、一緒にいる人を通じて、何をどう感じたり、思ったりするかがわかったりもします

「一緒にこんなことをすると楽しい」

とか

「こういうことを言われて悲しい」

とか

自分を重ねちゃう

この漫画を初めて読んだとき、私は「みんなー!私を認めてー!」という非常にイタい状態だったので、とても心に響きましたね(笑)

今は大人になったのか、自分の中である程度自己肯定できるようになりましたが。ちゃんと、れりご~できてますよ

他にも好きな台詞や「はっ」と気付かされた台詞、「うぎゃー!」ってなった台詞がたくさんあるのですが、その中の一つを紹介して終わりにしたいと思います

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「草原で食べられている草食動物は気持ち良かったんじゃないかと思う」(第4巻122頁)

って…、そんな言葉で代弁しないで!うぎゃー!!




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