先日上野動物園に行ったときに、デグーだけではなく、ハダカデバネズミも見てきたんですわ
ハダカデバネズミは最近私の中で大ブームを起こしているげっしーです
名前の通り、ほとんど毛がなく(感覚毛のみ)、激しく出っ歯で、ネズミのような見た目をしています
パッと見はけっこうグロくて、じっと見てもグロいことには変わりないのですが、生態がねぇ…なんか癖になるんですよ
そこで今回は、上野動物園のハダカデバネズミと、デバの生態についてお話します
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ハダカデバネズミはデグーと同じく、小獣館にいます
彼らは地中に穴を掘ってコロニーを作り暮らすため、展示もそれを模して行われています
寝室やトイレなどに分かれているようなのですが、寝室はこんな感じ
むっぎゅむぎゅで寝る
彼らの役割は、上から女王1匹、王様数匹、兵隊そして働きデバに分かれているそうです
ハチやアリといっしょですね(「真社会性」というそうです。哺乳類ではめずらしいそう)
兵隊ってのは、外敵の蛇が現れたときに、自らその身を投げ出し、食べられることで蛇を満足させ、お帰り頂くという過酷な仕事だそうです
しかし、展示パネルによると…
「外敵のいない動物園での仕事は特にない…」
ニート!!
まぁ…兵隊が暇っていうのは、平和な証拠ですよ
働きデバの仕事の1つには、女王様が産んだ子供の体が冷えないよう「肉布団になって差し上げる」というものもあるそうです
オフトゥン…むっぎゅむぎゅになって寝るのが得意な子達なのね…笑
気になるとすぐ本を買って調べちゃう…
ということで購入したのがこちらです
ハダカデバネズミの生態についてもうちょっと書きます
彼らはの英語名は「naked mole-rat」で、直訳すると「裸のモグラネズミ」になります
デバネズミ科は他にもいるのですが、他のデバたちはみんな毛があって、言われてみれば、モグラに見えなくもありません
なので私は、「そうか…モグラに近い生き物なのか」「でもネズミなのか…」とか思っていたのですよ
しかしですね、ハダカデバネズミはげっ歯目なんですけど、細かく下ると、ヤマアラシ亜目、デバネズミ科、ハダカデバネズミ族になるそうで…
待てよ!?ってことはヤマアラシ亜目までは、デグーと一緒じゃん!
マウスやラットなどのネズミ科よりも、デグーとの方が近いのか…?
ますます好きになってしまうよ…
本を読んでいても「デグーと近いのかな?」と思える記述があります
なんとハダカデバネズミも歌うらしいのですよ!
デグーと同じく鳴き声が豊富だそうで、危険を知らせるときには「ブヒっ」と鳴くとか(笑)
階級に応じて鳴く回数が変わるというのも、面白いと思いました
まぁでも、最近ハダカデバネズミが注目されている理由は歌うことではなく「不老」とか「がん耐性すんごい」とかだと思うんですよ
女王は30年以上生きる、とかね
この本の著者の一人は動物の音声コミュニケーションが専門なので、その手の話についてはあまり触れられていません
ハダカデバネズミの老化耐性やがん化耐性について知りたい方は、熊本大学のサイトを参考になさってください
私も(自分の中で)仕事と称して勤務中にときどき見ています(笑)
ハダカデバネズミについて、素人でも理解しやすいように書かれているあたりに、研究者のみなさんのデバ愛を感じます
デバの健康関連のメカニズムを解明し、応用できれば、我々人間の寿命や健康にもよい影響を与えてくれる可能性があるそう
なので、ハダカデバネズミは、大注目なげっしーなのです
はい、ということで今大注目のハダカデバネズミについてお伝えしました
書きたいことはもっとたくさんあるのですが、私がグダグダまとめても仕方ないので…笑
興味をもたれた方はぜひ、本や上記サイトで調べてみてください~