マウンティング、それは動物がコミュニティの中で、順序の確認を意味する行為
オス同士で行うイメージが強いですが、メス同士でも行うことがあるそうです
…もちろん、デグーのメス同士もね!!
ということで本日は、デグーの茶々、小麦の仁義なき戦い(マウンティング)についてお届けします
基本、茶々と小麦はご飯を食べるとき以外は仲良しです
新入りの小麦が茶々にかまって欲しくて追い掛け回す、というのはよくありました
特に部屋んぽ中は、茶々と小麦が軽ーく相撲を取るようなときがありました
思えばこれがマウンティングの始まりだったのかもしれません
でもそのときは、2匹ともピルピルとうれしそうな鳴き声を出し、毛繕いをはさんでいたんですね
そのため、じゃれあっているだけだと私は判断しました
ところが、急転直下ですよ
1週間ほど前から、そのマウンティングがなぜか本格化してしまったのです
ケージから出すと、
①尻尾をブンブン振る
②歯をガッチガチならす
③腰を低くし、毛を逆立て、真ん丸になる
④相撲を取る
⑤おしっこをかけ合う
⑥馬乗りになる
といったことをするのです
それまであった「ピルピル~♪」もなくなり、険悪な雰囲気です
始めの数日は、「これも彼女らの中での本能的な試練なのかもしれない」と思い、様子を見ていました
ということで、はっけよ~い、のこった~っ!
こんな感じで、相撲をとっているだけなら問題ないなさそう…
のこった、のこった、のこった!
ほ、ほわちゃ~!?
別の格闘技になっちゃってるよ!!?
空中で激しくはじける2つの毛玉
ここまで来ると、毛が抜けます
こうなってはじめて、「これは怪我をするやつだ!」と思い、2匹を引き剥がしました
こんな感じでマウンティングが続いていたので、この数日は別々に部屋んぽをさせていました
ただ、小麦が仕掛けてくるから仕方なく応戦しているものの、どうやら茶々はマウンティングを望んでいないみたいです
なぜならば、「プイプイ(怒)」「キュイ~…(哀)」と鳴くからです
なので昨日の朝、試しに一緒に部屋んぽをさせてみたんです
もしかしたら、このままコムが下克上し、関係が落ち着くのかも…?
これが完全に私の甘い見立てとなってしまいました
とうとう…茶々が出血!!
やばそうだと思ったときに2匹を離したら、私の手にうっすら血が付いているんですよ
手に収まった茶々を見ると、左下の唇が切れています
血の雫が重力に抗い、かろうじて口元にぶら下がっている状態
血がそれ以上流れている様子はありませんでした
下手に病院に連れて行くとかえってストレスになります
大怪我とは言えない程度と判断し、しばらく観察するつもりです
とは言え、「もっと早く引き離すべきだった!」「茶々、ダメな飼い主でごめん…」と後悔の念が
とりあえす、キャリーケースに小麦を一旦入れます
そして茶々を単独で部屋んぽさせている間に、消毒のつもりでケージ中を除菌ができるウエットティッシュで拭きました
ちなみに、砂浴びは傷口から菌が入るということなので、砂浴びはしばらくおあずけです
【関連記事】デグーなどの小動物向けのライトキャリーは移動や仮住まいにもぴったり
実は、1週間前にマウンティングが本格化し、昨日茶々が怪我をしてからもずっと一緒です
先述したとおり、体をぶつけ合って、空中に舞うくらい激しくなってからは、部屋んぽを別々にさせていました
で、2匹ともそれぞれ部屋んぽが終わり、ケージで合流すると
仲良くしています
まず、久々の再開を喜ぶかのように「ピルピル」いいながら、毛繕いをしあいます
そしてこの通り、以前のように一緒に寝ています
ただし、小麦を先に部屋んぽさせ、後から茶々を戻すスタイルにすると、コムはケージ内でめっちゃ威嚇して待ってます
逆の場合は問題ないので、前半を茶々、後半を小麦と部屋んぽの時間を分けることにしています
本当は、ケージも別々にしたほうがいいのかもしれません
けど、寂しがり屋の茶々は小麦のことを(私が想像していた以上に)好きで、一緒にいたいようなんです
マウンティングも基本、部屋んぽの中限定です
関係の再構築の機会を奪わないためにも、まだ一緒にしています
っていうかね、ケージ内はキミ達のものだけど、この部屋は飼い主の私の縄張りだからねっ!笑
なお、茶々の唇の怪我は、今は見てもあまりよくわからない状態なので、悪化はしてなさそうです
ペレットやチモシーを食べたり、水を飲んだりするのにも支障はなさそうです
はい、ということでデグーはメス同士でもマウンティングをします
毛が抜けるほど激しくなり、出血すると、それが他の病気や怪我、ストレスにつながり、死に至る可能性もあるそうです
我が城でも、ケージ内でもマウンティングを始めたら、ケージを分けざるを得ません
しかし、この記事を書いている今も、身を寄せ合って寝ているくらいは仲良しなので、しばらく見守りたいと思います