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デグー、酸素室に入る

小麦が肺炎で入院していました

入院中はネブライジングや酸素吸入といった治療を中心に行っていました

ある程度回復したため自宅療養に切り替えましたが、まだ不安が…

薬は何とか飲ませるからネブライジングは不要だとしても、酸素はどうだろう…

不安に思っていたところ、知人から酸素発生器を借りられることになりました

今日は家で酸素室を使用した感想をお届けします

酸素室を作るために必要な主な物

必要な物は主に2つあります

1つは酸素発生装置

写真右の機械ですね

無知な私は酸素ボンベのような物を使用するのかと思っていました

コンセントを差してボタンを押すだけで、酸素が発生するようになっているそうです

こちらの酸素発生装置は24時間連続運転が可能

24時間使用したら一度機械を休ませる必要があるようですが、長時間連続使用が可能なのは助かりますね

そしてもう1つは発生させた酸素を貯める場所、つまり酸素室です

知人はルーミィ60を使用していたので、私もそれを利用

(↑天井部のみが空いています)

ようは、密閉できる容器なら何でもいいようです

普段のケージに袋を被せるのとかもいいかもしれません

ただ、容器がクリアな方が中にいる生体の動きを確認できるので、その方がいいと思います

写真にもある通りカニューラ(透明の管)で発生した酸素を酸素室に送っています

つまり、酸素室自体はけっこうシンプルに作れます

使用頻度や時間は?

小麦の場合、ある程度回復しており、長時間の使用は不要です

なので緊急用というか、開口呼吸になった場合や苦しそうなときの療養に使うために借りました

まぁでもまだやや苦しそうだし、いざというときに使えなかったら困ります

なので、ちょっと入ってもらいました

…ペレットを食べている!

固形のものをほとんど食べてもらえなかったので、うれしい限りです

食べられなかったのは、呼吸が苦しかったからだと思います

酸素が多い方がやはり呼吸が楽で、食べやすいのでしょう

そんなわけで1日2回、朝夕に数十分だけ入ってもらいました

正しい使い方ではないかもしれませんが、元気に動いているので、長時間入っているのはかえってストレスになるかもという判断です

茶々と一緒に普通の生活をしている方が楽しそうに見えましたし

でもこの小麦の元気さが後に悲劇を生むことになるのを、その時の私は知る由もなかった…

酸素濃度計に関する注意点

酸素は目に見えませんね

だから本当に酸素室に酸素が充填されているのかが不安になります

準備のいい知人は濃度酸素計も購入していました

それを酸素室に置き、酸素を送り出したところ、数値が上昇!

あ~よかった~と思ってみていたのですよ

しばらくした頃、小麦がその酸素濃度計に興味を持ち始めましてね

「あ、これやべぇな」と思ったので身構えていたところ、齧り始めたっ!

慣れない酸素室(というかケージ)を空けることに手間取っていたところ…

呆然と齧られたEnterボタンを見ていたら、今度が小麦の刃が酸素室に突っ込まれていたカニューラに向けられる!

ということで、カニューラもさきっちょを齧られました

両方借りものだぜ…?

カニューラはさきっちょを切れば問題なさそうですが…

酸素濃度計は新品を購入して返さなきゃ…と思って調べたところ、3万円越え!

無理だっ!!

素直にLINEにて即謝罪

機械が壊れたわけではないので、許してもらえました

知人曰く、「透明な虫かごに酸素濃度計を入れて、それを酸素室に置く」とのこと

そうすれば酸素濃度を測れるし、齧られずに済むんですよね

確かに、虫かごが同梱されていた…

酸素濃度計やカニューラ等を入れるための、単なる小物入れかと思ってた…

ということで、酸素濃度計を使用する場合は齧り対策も行ってください

その他の注意点

①二酸化炭素も増加する

知人曰く、酸素を発生させると二酸化炭素も発生するらしいんですね(知人は二酸化炭素濃度系も同梱してくれた)

なので知人は完全密閉はせず、ルーミィの上部を完全にはふさがず、タオルを被せて調整していたそうです

ただラット2匹を入れても使用しても、まぁ大丈夫なよう

なのでより体の小さいデグー1匹なら、それほど二酸化炭素に対して神経質になる必要はないかもしれません

一応「こういうことがあるらしいよ~」というつもりで書きましたので、参考程度に

②密閉するための方法

完全密閉するための方法も気をつけた方がいいかもしれません

私はタオルを被せて塞いでいたのですが、まぁ齧られましたね!

あとからタオルの下にプラダンを敷きました

また、長時間使用する場合は水や寝床等、通常のケージのような設備も入れてあげてください

③音も結構鳴る

そうそう、音が結構鳴ります

定期的に「シュコーシュコー」という音がします

ベーダ―卿の音みたいのです

近所迷惑になるほどではありませんが、夜間の使用は気に障る人もいるかもしれません

対策は…わからない!!

酸素室を置く部屋と自分の寝る部屋を変えるくらいかもしれません

どうやって酸素発生装置を入手する?

私はたまたま知人から借りることができました

しかし、動物用の酸素発生装置を持っている知人なんて、普通はそうはいないはず

そういう場合はレンタルが可能です

私が調べた範囲では下記の2社がレンタルをしています

株式会社ユニコム
https://www.unicom-co.jp/

株式会社ピコの手
https://www.picono-te.com/

購入も可能なようですが、それなりのお値段が…

購入後もメンテナンスが必要です

継続的に小動物を飼育する予定があれば、買うのもありかも…?

ちなみに知人は中古をオークションか何かで購入したと言ってました

まとめ

知人がラット1匹の入院費に5万円もかけ、中古とは言え酸素発生装置まで購入したと聞いたときは、

この人、ネズミ1匹のためにそんなにお金をかけるのか。すごいな

と他人事のように聞いていましたが、結局自分もかなりのお金を入院につぎ込み、そして酸素発生装置の購入の恩恵を受けている!!

感謝しかないですわ…!

おかげさまで小麦は徐々に回復

健康を取り戻しつつあります

購入までは現実的でないかもしれませんが、レンタルもできるということを参考まで

こういったものに頼らなくて済む方が幸せなんですけどね

うちももっと健康管理に気をつけます

ではまた

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