前回の記事でお伝えしました通り、小麦が亡くなりました
小麦の亡骸がどうなったか気になる方もいるでしょう
どれだけ元気なデグーでも、必ずお別れのときは来ます
今後そういった状況に置かれる方の参考になるよう、まとめておきたいと思います
目次
方法は3つ
亡骸の扱いは次の3つになると思います
行政に引き取ってもらう
私が住んでいる区の場合、25kg未満でしたら有料(2,600円)で清掃事務所に引き取ってもらえます
ほかの動物との合同の火葬・埋葬になり、お骨は返却してもらえないとのこと
私のいる区ではわかりませんが、別の区の場合、提携しているお寺に埋葬してもらえると書かれていました
なので、ごみ扱いではなく、きちんと弔ってもらえそうです
あと、行政によって引き取ってもらえる動物の重さや手数料などは異なるようです
こちらの方法でお別れをする方は、お住いの行政にお尋ねください
家の庭やプランターに埋める
賃貸物件に住んでいる場合でも、プランターを用意すれば、埋めてあげることができますね
ただ、亡骸をそのまま埋めると、野良猫やカラスに掘り起こされる可能性もゼロではありません
また感染症などで亡くなった子の場合、そのまま埋めていいのか医師等の専門家に確認することをおすすめします
その2点だけご注意ください
なお、公園などの公共の場に埋めることは軽犯罪法違反になるため、絶対にやめましょう
お寺で弔ってもらう
小麦の場合、こちらの方法にしました
こちらの詳細は、また後ほど
亡骸が痛むのを防ぐ方法
私は小麦を亡くなった翌日にお寺に預けました
その間、どう保管したかというと、段ボールに入れて廊下に置きました
冬の東京ですので、暖房が入っていなければ、この方法で問題なかったです
夏の場合は保冷剤を入れて陽のあたらない場所に置くか、ジップロックなどに入れて冷蔵庫という方法もあります
お寺で火葬してもらう場合、亡骸を入れる箱の中に燃やせないものを入れないように言われます
簡単に言うと、紙と綿以外は避けた方が無難だと思います
100均のふわふわタオルはダメなようなので、ペットシートを敷きました
亡骸から体液が漏れることもあるようなので、何かしらは敷いてあげたほうがいいかと思います
お寺で弔ってもらうまでの過程
私の場合、近隣のお寺に引き取りに来てもらいました
実は、実家の愛犬が2年前にそちらのお寺にお世話になっていましてね
その経験から、「2匹が亡くなったら、こちらにお世話になろう」と決めていました
当日を迎えて悩んだり、迷ったりせずに済んだのは気持ち的に大きかったです
私はほかの飼い主さんたちのペットと一緒に行う合同葬儀でお願いしました
金額はその動物によって変わりますが、デグーは小動物枠で、8,000円でした(宗教法人だから消費税はかかりません)
流れをざっくり書くと、下記の通りです
当日に電話で引き取り依頼
↓
翌日、引き取り&支払い
↓
数日後、位牌を模したようなお札的なものが郵送される
でした
お骨を引き取る立会葬儀や個別葬儀だと、また違うと思いますので、詳しくはお寺に聞いてください
余談ですが、電話をする際に亡くなった動物の種類を告げるのですよ
「デグーなんて生き物、知らないかなぁ」と冷静に考えて、
「デグーと言いまして…」
に続けてサイズ感を伝えようとしたところ、
「デグーちゃんですね」
と、お寺さんは知っていらっしゃったようで、「あぁ、デグーを知っているところだったら安心だな」とほっとしましてね
それまで事務的に淡々とやり取りをしていたのですが、涙腺が崩壊しましたよ
料金について
小麦の場合は合同葬儀で、引き取り、火葬、埋葬等すべて込みで8,000円でした
ちなみに立会葬儀は44,000円、個別葬儀は22,000円です
動物のサイズや頭数によっても異なります
池袋エリアに住んでいる知人が、同エリアの葬儀屋さんにお世話になっているそうですが、もうちょっとかかるよう
私がお願いしたお寺(23区の下町エリア)は、合同葬儀であれば、比較的良心的かと思います
どこのお寺か、こちらの記事に掲載するのははばかられますので、気になる方は私宛にご一報ください
なぜ、お骨を持ち帰らなかった?
私は小麦のお骨を家に持ち帰らず、お寺に預けています
実家の愛犬・レオも同じ場所で眠っているので、なんとなく安心できたというのが1つ(もっと言えば、レオの親友犬もレオより先にそこで眠っていたりする)
もう1つは、お骨が家にあると、未練がましく見てしまうと思ったからです
ケージの上に置いたお骨(扱いもなんか雑)を、背中を丸め、未練がましい目つきでじっと見る自分を容易に想像でき、「これじゃあ小麦も浮かばれないぜ」と思ったためです
まとめ
法さえ破らなければ、どんな方法で弔おうと自由です
一番大切なのは、自分が納得できるかどうかだと思います
そして、いざそのときになると悲しみで正しく判断をできない可能性もあります
生きているうちから、うっすらとでもいいので頭の片隅に置いておくと、そのときを迎えても慌てず静かに過ごせると思います
ということで、小麦はイマジナリーな存在になりました
ライターを生業にしながら月並みな表現で恐縮ですが、小麦の存在は私の中で生き続けます
また彼女を通じて得た経験も、きっと茶々やほかのデグーに活かされると思います
最後に少なくなってきたストックの中から1枚
自分の管理だけで動物の命をコントロールできると思うのは思い上がりだし、おこがましいことだとは理解しています
でも、やっぱり「こうしていれば違ったのかな?」と、今でも考えてしまいますね
とりあえず今生きている茶々のお世話を頑張りたいと思います
ではまた