小麦が12月上旬に亡くなりました
原因は恐らく肺炎です
4歳になったばかりで、「長生きしてね!」なんて声を掛けていたのですが…
本当にあっという間に逝ってしまい、驚いております
ようやく気持ちが落ち着いてきたので、亡くなるまでの経緯について、簡単にまとめたいと思います
体調を崩したのが始まり
12月の頭に体調を崩しました
前日夜までは至って普通
私が見たり触れたりした限りでは、おかしなところはありませんでした
ところが翌朝は起きると、明らかに体調を崩しています
食事や水を一切摂らず、排泄をしている様子もなく、ほとんどの時間をハンモックやベッドで過ごしていました
夏に肺炎にかかったときと同じで、お腹を震わせるような呼吸をしていることが、ときどきありした
しかし、茶々の後をつけてハンモックに入ったり、夜には少しだけ回し車を転がしたりもしていました
翌日の朝一で動物病院の予約が取れ、「それまでの辛抱だね」と、話しかけていたのです
わずか1日の出来事
翌朝、小麦がヒーターから一番遠い箇所のすのこの上で、半目を開け、香箱座りをして寝ていました
「何もこんな寒いところで寝なくても」
と思って、体調チェックも兼ねて、小麦に手を伸ばしたんですね
小麦の体の下に手を入れたところ、ダルマのように転がりそうになったのです
私の最初の感想は「嘘でしょ?」でした
何が起こっているのかわからなくて、いや、わかっているけど、信じられなかったのです
ゆっくり体に触れたら冷たいし、呼吸をしている様子もありません
とても精巧に作られたデグーの置物のようです
手のひらに乗せて声を掛けてみましたが、ふてぶてしそうな顔を見せてはくれるものの、まったく暴れてくれません
「おかしい、こんなはずじゃない」と思い、何度声を掛けたり、なでたりしても、一切反応なし
手のひらに乗せたまま、茶々に会わせてみせたところ、茶々は私の指を齧るばかり
いつものように、小麦にあいさつをすることはありませんでした
動物って正直ですね
茶々の反応でようやく、小麦が亡くなったことを直視できたのでした
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後悔と慰めの言葉を繰り返す日々
小麦が亡くなった後、しばらくは後悔と慰めの言葉を自分自身に対して繰り返す日々が続きました
「もっとケージ内を温かくすべきだったのかも」
「でも、寒そうではなかったし、茶々は生きてるし」
「茶々は茶々だし、小麦は肺が弱い可能性があったから、もっと気を配るべきだったのかも」
「生まれ持った性質で亡くなったのなら、仕方ないじゃないか」
「無理にでも予約を取って、早く連れて行くべきだったかも」
「たった1日ももたないで亡くなってしまうくらいだから、どのみち手遅れか、寿命だったんだ」
このような感じで、どちらかというと自分の飼育方法のことばかり気にして、小麦の死ときちんと向き合っていなかったように思えます
Kindle本の校正をしてようやく気づけた
2021年12月30日に「デグーといちゃこら3」が発売されました
実は発売されたときには、とうに亡くなっていたのですが、生きている体で出版しました
というのも、亡くなった時点で校正作業を始めており、年内の販売を目標としていたこともあって、書き直しを断念
「デグーといちゃこら3」は、茶々と小麦、私の日々の暮らしを綴ったエッセイです
その中で小麦はいきいきと動いていており、彼女と過ごした楽しい日々を温かい気持ちで思い出せたのです
そのときようやく「小麦に会いたい」と思っている自分に気づきました
後悔の念からではなく、会えない辛さで泣くようになり、ようやく自分の「悲しい」という感情に向き合えたと思います
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なぜすぐにで報告しなかった?
Twitterで「うちのこ亡くなりました」報告を頻繁に見ます
「私も言うべきなのかな」と思ってTwitterを開くも、なかなか報告できずにいました
小麦がもうこの世にはいないという事実を口にするのが(文章だけど)なんだか怖かったのです
家族や友人にすらほとんど言えておらず、「2匹は元気?」と偶然聞いてくれた友人一人が知っているのみです
あと、これから私の性格の悪さが滲み出る発言をするのですが、仮にTwitterで報告したとします
おそらくフォロワーさん方から、お悔やみの言葉を頂けるでしょう
しかし、お悔やみ投稿の直後に「あのアニメ見なきゃー!」とか「今日はネズミーランドに行ってきました」みたいな陽気な投稿をされたのを見る可能性があるわけです
そうしたら、「あぁ、小麦の死に対する悼みなんて、ほんの数秒で十分なんだな」と、彼女の命を軽く見られた気分になり、なんかがっかりしてしまいそうだなぁと…
そんなこんなで、なかなか小麦の死を公表する気分にはなれなかったのです
しかし、これまた「デグーといちゃこら3」の校正作業中に思ったことがありまして
「デグーといちゃこら3」の終わりで、「命が尽きても、経験は生き続ける」的なことを書いていたのです
デグーの死について書くこともまた、そういうことなのかなぁと
ですが先述した通り、Twitterに書く気にはならず、ブログでこうしてご報告するに至りました
このブログにわざわざ足を運んでくれる方のためにも、それがいいのではないかと
でも、感情を文章にしようとすると気が重くなり、体に力が入らず、なかなか書き上げることができませんでした
そんなわけでご報告が遅れた次第です
まとめ
先天的な弱さを抱えていたとしても、4年も生きられるポテンシャルがあったのだから、もっと長生きさせてあげられたかもしれない
そんな気持ちは今でも変わりません
ですが、一区切りつけるためにも、こうしてご報告をしました
小麦の死を無駄にしないためにも、次回は「どうやって弔ったのか」についてまとめいと思います
亡くなる前日の、最後の一枚で締めくくりたいと思います
(上に乗っているのが小麦です)
小麦は幸せな一生を過ごせたのでしょうか?
なお現在の茶々の様子はどうかといいますと、通常運転です
通常運転っ!!
コメント
今ブログ見て、デグーの置物って、想像して、茶々ちゃんの反応で、悲しいのは人間だけなのかなって、でももしかしたら最後の時は一緒に居たのかなとか、デグーにはデグーにしか分からない挨拶してたのかなとか、なんか文章めちゃくちゃなんですけど、もう涙止まらんです。悲しみと向き合って、ヨウコさん、すごい…がんばりましたね。
Twitterは、いい意味で独りよがりというか、自分が主役で、もちろんそんな中で大切な人たちと知り合えることもあるんだけど、言わんとせんことすごくわかります。それでいいと思います。
うちにも今オドントーマで数ヶ月毎に麻酔で手術してる子がいて、もしかしたら今この触ったのが最後かもしれないと毎回不安に駆られ、自分の中ですごい覚悟を決めています。病院に預けて帰るときは一人なので、空いた助手席に切なくなりながら泣いたら危ないので耐えてます。
どんなに全身全霊で向き合っていても後悔しかないですよね。今でも自分の中で何が正解が悩んでます。
みんな元気で長寿で寿命を全うしてくれたらいいけど、それでもできたことがあったかもと思いそうです。これはもう、相手を大好きで愛してる証拠だなって諦めました。
私も向き合って、今後悔しないことをして、そしてお空に行った時にはやっぱり後悔してたくさん泣こうと思っています。
八重ちゃん、かわいいなって思ってました。こむちゃんとまた違った愛らしさを振りまいてくれるでしょうね。そしてこむちゃんみたいな仕草をすることもあるかな(^^)
永遠に天使な可愛い可愛いこむちゃん、ヨウコさん、お疲れさまでした。
長々とすみません。
アオコンヌさん、ご丁寧にブログにコメントを頂き、ありがとうございます。
茶々の考えていることは本当によくわかりません(笑)
でも、彼女のほうが「死」というものの本質をきちんと認識しているようにも思えました。
だから小麦がどうなったのかもわかっているし、変わらずマイペースに生きている彼女はなんかかっこいいなとも思っています(笑)
小麦の報告に関して、私は投稿を楽しむだけでなく、飼育のアドバイスをもらったり、イベント告知をしたりと、Twitterにお世話になりっぱなしなんですよね。
なのに、こんなときだけ距離を置くのもズルいかなぁと思いつつ、ブログで報告するのみになりました。
私はみんなみたいに強くないし、慰められて癒されるのもまた嫌だと思ってこじらせまくっていました(笑)
八重ちゃんをお迎えして、似ているところ、違うところを探しながら、小麦との楽しい思い出をよみがえらせている日々です。
そして、3匹お迎えしてもやっぱり個性がそれぞれで、「デグーとの暮らしって、楽しいな!」とも思っています。
アオコンヌさんの投稿も見てます。
茶々も鼻に爆弾を抱えていますから他人事だとは思えませんし、ハラハラしながら私の心にのみ実装されている「頑張れボタン(力こぶし)」を押しています。
本当に苦しいですよね。自分の判断が正しいのか、悩む気持ちも痛いほどわかります。
それだけ悩んでもらえて、お金も時間も惜しみなく使ってもらえるほど愛されているデグーも、またそんなデグーから愛をもらっているアオコンヌさんも、私の目にはとても愛おしく、美しい存在に映っています
遠くからで直接的にできることはありませんが、私を含め、多くのフォロワーさんが見守っています
アオコンヌさんの気持ちが少しでも柔らくのであれば、「辛い」も「悲しい」もいっぱいいっぱい吐き出してください。
私も涙を流しながら書いているせいで、取り留めもない文章になってしまいました…
でもアオコンヌさんの寄り添って頂けるコメント、本当に励みになります。
なんか湿っぽくなっちゃいましたが、お互いまたTwitterでかわいいデグーたちの投稿を楽しみましょう♪
本当にありがとうございました!